葛城市商工会本所の耐震補強設計が、完了しました。
日頃から、何かとお世話になっております商工会様より、耐震診断業務の委託を受けたのは昨年夏のことでした。
建物は、昭和50年に、地上3階・塔屋1階の鉄筋コンクリート造で、弊社が設計しました。
平成7年の阪神・淡路大震災では、特に被害はなく、今日まで様々な業務や行事を見守ってきました。
しかし、竣工から約48年が経過しようとしている今、迫りくる大地震や、それでなくても昨今の大なり小なりの地震に対する耐力が、充分に備わっているとは考えにくく、
N社により構造診断が実施されました。
診断結果は、『地震の震動及び衝撃に対して倒壊又は崩壊する危険性が有る』とのことでした。
提示された補強方針を基に、
地震に耐え抜く力を向上させる耐震補強設計を行いました。
近日、工事が始まります。
完工まで、どうか大地震が来ませんように。
商工会に関わる全ての人々にとって、不安なく建物を利用して頂ける日は近づいています。
人が安心で安全な日常を過ごすために、建物の耐震化はとても重要です。